旧市民球場

松井氏、豊田氏が横一線?

2011年04月04日

中国新聞一面に、同紙による広島市長選世論調査の結果が掲載された。結果と言っても6人の候補者に対する支持数を明らかにしたものではない。(なぜ伏せるのか?)「電話による調査に取材を加味して分析した結果」として「松井、豊田両氏が横一線。大原氏が激しく追う展開で、桑田氏、大西氏が続くが、まだ5割強の市民が投票者を決めていない」としている。

しかし…。勝手に洞察するに中国新聞は秋葉市長の「分身」とも言える元広島市副市長の豊田氏に肩入れしてはいないか?
市長選公示日翌日の3月28日、中国新聞一面。候補者の顔は分からないものの、公示を告げる記事のカラー写真は豊田氏だった。松井氏は大原氏と並列の扱いか、あるいはそれ以下。ここに「中国新聞のバイアスがすでにかかっているように思う」と長年、広島で選挙に関わってきたある関係者が指摘する。
市議会の声、市民の声をダイレクトに反映する「日刊廣島」(日刊広島新聞社)。一般には馴染みが薄いが市役所、市議会、市内事業所などでよく見かける。
3月11日号一面には「豊田氏、公約の平和路線に秋葉市長が見え隠れ」の見出し。さらに、「結婚後は「古澤」姓」の見出しのあとに、「豊田は結婚前の旧姓、公務員の身で旧姓「豊田」を名乗ることに違和感をいだく市民は少なくない。なぜ結婚後の「古澤」を使わない」と指摘している。
この件では市議会議員、平野博昭氏のブログ、「その他」の項目の3月4日分、「市長選について、その4」に詳しく書かれている。市議会87号議案のコピーもある。その中で豊田麻子、戸籍上の氏名、古澤麻子、とある。
平野氏もブログの中で「通称の豊田姓で社会活動をされることの意義は何なのでしょうか。夫婦別姓で、しかも単身赴任で、約120万市民の責任者・首長、市長の激務がこなせるのでしょうか。上がある「副」と比べ、絶対権力者である市長の重圧と責任は想像を絶するものがあるはずです」と疑問を呈している。
単身赴任で広島にやってきて2年ちょっと仕事しただけで、「広島を好きになりました」。それが市長選に立候補した理由だとすれば、確かにそれでは地に足がついていない、と言われても仕方がない。
これまで、マスコミが散々、取材しても見えてこなかった豊田氏のご主人、家族などのパーソナルデータ。これはプライベートとは違う。そのご主人は豊田氏の事務所開きに姿を見せ、豊田氏にジャンパーか何かを着せたと聞くが、とんだパフォーマンスではなかったのか?
豊田氏が市長選に後出しジャンケンで名乗りを上げた頃(2月11日前後)には「豊田氏、圧倒的有利、女性票が集まり、秋葉支持層の票も、秋葉市長は前回市長選で圧勝しているから…」の声が担当記者の間から上がった。
秋葉市長のタスキを受け、秋葉色の4年間の繰り返し。市民球場跡地を何もない広場にして世界に情報発信できる広島の「顔」を奪い、うわべだけの平和行政を訴え、市議会と常に対立し、市役所のやる気を奪い、市街地から活力を奪い続ける不毛な4年がまたやってくるのか…。
しかし…。
「秋葉市長がこんなに人気がないとは知らなかった、と豊田氏支持者が街頭でビラ配りして嘆いていた」「桑田氏との間で支持者が分裂して豊田事務所の準備がバタついている」。さらに時間の経過とともに「豊田氏のコメントは誰が書いているのか?それをいつも思い出しながら棒読みしているだけ」「そのうち、有利と見れば秋葉さん自身が街頭に一緒に立っていそうだが、そうなる可能性も低いのではないか?」などの声が増え始めた。
さらに日刊廣島3月25日号一面には「告知前、「とよだ」入り幟、市選挙管理委員会「公職選挙法に抵触」と見解の見出しも見られる。「ゆっくり構えている状況ではない、それどころじゃない」事務所から実際に漏れ聞こえてきた声である。
こうしたことにまったく触れない中国新聞は、いったいどうしたいのか?先日、無理やり(たぶん、そうだろう。前期は大学の受け入れ態勢さえできていないから講義の枠すらない)広島大特任教授を拝命した秋葉市長と豊田新市長のラインが存在した方が、長年、秋葉市政を支持してきた同紙としてはやりやすいのだろうか。なお、やりやすい、とはこの場合、おカネになる、ということを指す。
広告収入、販売収入激減の新聞業界にあって同紙も例外ではなく、先ごろ電子版をスタートさせたが、その後、どうなったのか、自分たちで記事にしていないからどれだけの人が今、電子版を読んでいるのか誰にも分らない。
こんな状況下で唯一とも言える収入の期待できるコンテンツはカープ。今日の紙面にもまた「球団公認タブロイド紙CARP TIMES」の発刊ニュースが“自社広告”で掲載されているが、苦しい経営状況下にあって、豊田氏を押さざるを得ない立場にあることが洞察できる。
冒頭の「松井、豊田両氏横一線」記事。「取材」を加味して無理やり「横一線」に並べてはいないか?なお、今回、当チャンネルは豊田氏のことのみを紹介し、松井氏の方はまったく触れなかった。両氏について「ああだ、こうだ」というなら松井氏についても同様にここで掘り下げるべきだが、秋葉さんの12年にサヨナラすることがまず第一、と考えるので今回はご容赦願いたい。
現在、期日前投票が行われおり、NHKほか、地元各局も出口調査などで各立候補者の支持率を探っている。その成果がきょう夕方のニュースあたりから市民の耳目の及ぶところになるだろう。
最後に。広島市民球場跡地問題では最も具体的な策をもってこの市長選に臨んだ大原氏が「2強」からこぼれた状況については残念、というほかない。しかし「2強の争いはもう2、3週間前から続いている」という声もある。
“広島の街づくり”とはなんら関係ない「IT」しか売り物のない「秋葉色のタスキを肩にかける過去のよくわからない女性」対「牛田中、基町高魂」の松井氏の激突。カープの岩本選手と同じ牛田中から、広島城、元の広島市民球場に最も近い高校である基町高校に進んだ松井氏の方が、「素顔の見えない他県の女性」より、それだけでよほど親近感がもてるのは、当然だろう。

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「第4回コイのサミット」開催のお知らせ

2014年3月22日(土)に「第5回コイのサミット広島」を開催いたします。

「早く日取りを決めて欲しい!」という熱い声にお応えして、日時と場所だけ確定いたします。パネリストの方の人選など不確定な部分もございますがご了承ください。
みなさん最大の楽しみ!二次会の予約も済ませました。場所はもちろんHarayaさんです。今回もまたファン同士の結束を高め(要するに飲み会…)、1991年以来のリーグ優勝を目指すべく熱いシーズン開幕を迎えましょう!

なお初めての方も大歓迎です。私、田辺一球が楽しく!?お相手いたします。もちろんお一人様も大歓迎いたします。

翌3月23日(日)にはマツダスタジアムで午後2時からソフトバンクとのオープン戦が開催されます。しかも3連休の真っ只中です。楽しい「広島ツアー」にしていただければ幸いです。(宿泊施設のご用意はいたしませんので各自でお願いいたします)

★日時)2014年3月22日(土)午後2時「本会議」スタート予定(午後1時30分受付開始予定)※開始時間は、若干変更になる可能性もあります。詳細は、お申込みいただいた方にメールなどで通知いたします。

★会場) ウエストプラザビル2階ホール(広島市中区紙屋町2-2-2、TEL 082-504-3131)

★アクセス) 広島ど真ん中、紙屋町交差点からすぐ。高速バスなら広島バスセンター下車、広島電鉄なら紙屋町電停下車で徒歩数分、JR広島駅からタクシー15分以内。山陽自動車道広島ICより約6キロ。駐車場は用意されておりませんので近隣でお探しください。

★会費) おひとり様3,500円(税込、ドリンク&食事付き)中学生以下は無料。会費は当日、サミット開催前に受付で集めさせていただきます。おつりのないよう、ご用意ください。

★募集定員) 40名ぐらい…

★パネリスト)田辺一球(広島魂!代表)以外は未定

★サミット参加のお募集申込み方法
「本会議」とそのあとの「二次会」の2部構成です。「一球調査団」は、今回は実施しない方向です。「本会議」会場から「二次会」会場まではたぶん、徒歩でも行くことができます。路面電車利用の場合は実費のご負担となります。

参加希望の方は、メールで以下の項目を明記の上、お申し込みください。なお、会費を当日いただくこともあり、キャンセルは極力避けていただきますようお願いいたします。

・お名前 
・住所(郵便番号)
・年齢
・2人以上でご参加の場合は残る参加者全員のお名前と年齢
・あなた様、もしくは代表者連絡先電話番号(メールがお返しできない場合がございます。その際にお電話します)
・「二次会」参加の有無(お申込みのあと二次会のキャンセルは極力、避けていただきたいと思います)
・サミット参加回数(今回含む)
・その他、ご要望、ご質問など

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覚醒スイング

2013年04月07日更新

お立ち台に上がったふたりのヒーローが、冷たい風の吹きつけたデーゲームのスタンドを熱くした。

「常にみんな声が出ていて、点が入りやすいムードができていたと思うし、みなさんの応援もすごく僕らにとって大きな存在なので、本当にありがとうございました」

4打数で2得点3安打1打点と1四球の活躍を見せた丸がファンにメッセージを送ったあと、マイクを向けられたマエケンが言った。

「チームの状況は苦しいですけど、ファンの皆さんはちょっと暗いです。明るく笑って球場に来てください!」

開幕第2戦で8回1失点の投球を見せながら“不発”に終わったマエケンは、東京ドームでも投げていた130キロ台中盤の高速スライダーを組み立ての中心に据えた。WBCを経験したことで「帰国してから腕が振れるし意外にスピードが出ている」真っ直ぐに変化を感じ取り、スライダーも同じ勢いで振り抜くことができた。

「一番の西岡さんはもちろん、どの打順も怖い」という阪神打線を相手に終わってみれば7回2安打1四球の無失点とほぼ完璧に抑え込んだ。真っ直ぐと高速スライダー、それにチェンジアップを低目に集め、外野に飛ばされたのは西岡の中前田、福留の左飛、コンラッドの中飛の3度だけだった。

6対1快勝の原動力がマエケンの投球内容にあったのは間違いない。だが、打線の援護がなければエースと言えども勝ちようがない。

「二番の丸がいっぱい出ていっぱい帰ってきてくれました!」。ヒーローインタビューの初っ端にマエケンはそう叫んだ。試合の流れを作ったのは8試合消化時点で早くも3度目の猛打賞獲得し、一、二回と立て続けにナイス走塁でホームに還ってきた丸だった。

打つだけではない。走っても守っても球界トップレベルの水準を目指す。丸の“イチロー化計画”は新井打撃コーチの就任と同時にスタートした。

「バッティングは力じゃない、スイングスピードとレベルスイング、そしてボールを見送る姿勢の中にいかに打ちにいく形を作るか、だ」。新井理論をナインに浸透させる作業は前年秋の日南キャンプでその第一歩を踏み出した。

新井コーチが真っ先にやったこと。それはひとりひとりのバットの形状、グリップの形、バランス、重さのチェックだった。

丸のバットはそれまで使用していたものより30グラム前後軽量化され、“スイングスピードの高速化”を可能にした。同時にこれまでダウンスイングをイメージして、構えた時に両肩のラインより高い位置に固定していたグリップを、同ラインのかなり下まで降ろした。

「打撃改造」には勇気がいる。だが丸には迷っている時間はなかった。2011年に初めて規定打席に到達して105安打を放ったのに2012年は70安打を放つのが精一杯だった。目の前に大きな壁があることは分かっていた。2000本安打の新井理論を吸収することで覚醒する自分に賭けた。

2月、再び日南に入るやいなや反復練習が始まった。「レベルスイング」への移行は簡単ではなかった。「まだまだ、自分のものにするには相当かかると思います」。キャンプ序盤は試行錯誤の連続だった。

それでもシート打撃や紅白戦が始まると、丸のバットから快音が響くようになった。グリップの位置が下がったことでスイングが以前と比べてずいぶんシンプルになった。肩の余分な力も抜けたように見えた。

オープン戦の時期になっても極端にバッティングの状態が悪くなるようなことはなくなった。「外の球をとらえることができている。精度をもっと高めたい。手ごたえは感じています」。テーマのひとつだった「確実性」が増してきた。

試合前、新井打撃コーチが上げるトスを打つ、というルーティンはマツダスタジアムでも遠征中でも3月いっぱい続けられた。最初は外角の球を強くショート頭上へ強く打ち返せるように丸から見て左45度の角度から、続いて新井コーチが丸の正面に入り、ネットの影から上げるトスをフルスイングした。

新井コーチには、かつてイチローの打撃スタイルの基本を、このトスバッティングで固めた実績と経験、もっと言えば信念がある。同じ道を歩むことで丸のバットの軌道はそれまでとはまったく違ったものになり始めた。地面と平行にバットのヘッドを移動させ、最後の大きなフォロースルーと同時に風を斬る音が聞えてきた。

オープン戦の時期にはもうひとつのテーマにも挑戦した。オープンスタンスから右足を上げて踏み込もうとすると、相手投手が「クイック」で崩しにかかってくるようになったからだ。

自分のタイミングで打とうとすれば上げた足を降ろした時には完全に差し込まれてしまう。そこで上げた右足を途中で早めに一度、地面と接触させ軽くステップして本来の踏み出し位置に右足を着地させる「二段ステップ」に打撃フォームをアレンジした。

守ること、走ることにおいてもキャンプからワンランク、ツーランク上を目指して丸はやってきた。打つだけではレギュラーにはなれない。同時並行であらゆる課題に取り組みながら丸は2013年シーズンを迎えることになった。

日南キャンプ終盤、丸や安部の屋内打撃練習を見守りながら新井コーチが話し始めた。

「よく少年野球の本などに体重を残して振りにいき、そこからもう一度体重移動などと書いてあるがそれは間違い。それではスウェーしてしまう。ステップして着地した時にピッチャーに向かっていく形ができていれば体重移動していてもOK、言い換えれば下半身は打ちにいく、しかし上半身は残すんです。そしてみんな試合で10の力で振ろうとするけど練習10なら試合は8ぐらいでいいんですよ」

新井理論の引き出しはおそらく無数にあるはずだ。打球音とマシンの油切れの音が一定のリズムで繰り返される現場で話はなおも続けられた。

「ヘッドがうまく使えないとバットが折れたりもするんですよ。そのためにはまずバットの握りから変えなくてはいけない選手もたくさんいる。そうやってヒットを重ねていく。うまくいけば280には届く。その先、いかにして300をクリアするのか?そこにはラッキーなヒットや内野安打も当然、必要になってくるんです」

話の最後に新井コーチ自らが口にした「打率3割」の目標に到達できる愛弟子は果たして…?かつて神戸の空の下、「前人未踏のシーズン200安打」を可能にした新井理論とイチローの振り子打法が紡いだ物語。その続編がこの広島でまさに今、始まろうとしている。

カープと広島を愛する人たちに贈る携帯サイトの決定版。テレビやラジオより速く、新聞より詳しく、雑誌より感動できるカープナインの365話物語。田辺一球責任編集。すでに7年以上、一日も休むことなく続くカープコラム「赤の魂」やカープ情報や新球場問題などを速報する「ニュース速報」他サイトと比較して一目瞭然の「試合速報」現場で集めた「ファーム情報」携帯サイト読者とメールのやりとりする中から新たなコミュニティーを創造する「コイの季節をあなたにも...」。5つのコンテンツで税込み178円です。なお、携帯サイトと当HPをリンクさせ、全国から集まったみなさんの声をカープと新球場の未来のために同携帯サイト上や当HP上、あるいはスポーツコミュニケーションズ・ウエストが発行する書籍内において掲載させていただくことがありますのであらかじめご了解ください。

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