旧市民球場

球場解体巡る裁判で市民が広島市の不正を指摘

2010年11月26日

10時30分より、広島地裁で「解体差し止め訴訟」の第1回口頭弁論があった。
原告側の旧広島市民球場の歴史と未来を守る会、代表の土屋さんが以下の陳述を裁判長の前で行った。

一方の広島市は週刊文春で有名に?なった杉山課長らが出席。答弁書を提出しただけで「十分」と、こちらは沈黙を守った。

その後、当チャンネルの独自取材に応じた杉山課長は「11月中の解体開始は諦めていません。それが職務です。解体する日が決まれば事前にマスコミに告知します」と裁判を気にもかけず”やる気”を強調していた。

平成22 年( ワ) 第2144 号 建造物取壊禁止請求事件
原 告 堀 治喜 ほか1名
被 告 広島市
意 見 陳 述 書
平成22 年11 月26 日
広島地方裁判所民事第1部合1ア係 御中
原告本人 土屋時子


この廷内にいらっしゃる裁判官、そして傍聴席の方々にひとこと申し上げたいと思います。

本日の裁判にいたるまで、私たち広島市民は市民合意のないままに強行されようとしている旧広島市民球場の解体をなんとか止めようと、さまざまに活動してまいりました。あるグループは炎天下のスタジアムに出向いて23,295筆の署名を集めて市議会に提出し、またあるグループは何度も市民フォーラムを開催して市民球場の再活用を模索してきました。そして最後には市議会の良識によって性急な解体にはストップがかかるだろう、そんな期待から市議を説得してまわり、市議会も傍聴し市民の思いを伝えてきました。

市議会においても「市民合意が不十分」との意見が多かったにもかかわらず、結局一度もその機会は与えられませんでした。残念ながら民意は反映されることなく、解体のための廃止条例修正案は可決されてしまったのです。6月1日に初めてイメージパースが市民に示されてから、22日後には決議されるという驚くべき早さでした。


この瞬間、私たち市民は広島市政に民主主義の理念が欠落している現実を目の前につきつけられたのです。このときの失望、落胆はいかばかりだったことでしょう。信頼の絆で結ばれていなければならない市民と行政とが、残念ながら不信と対立の構図に陥ってしまったのです。平和都市広島がこの有様です。


そこで私たち広島市民は法の裁定にゆだねるべく、解体差し止めの仮処分を求めて提訴することとし、さらに本日の本裁判にまでいたりました。


しかし、この法廷という神聖で冒すべからざる審判の場にまで、広島市はいつわりの論拠を持ち出し、法をあざむき、市民のかけがえのない財産である旧広島市民球場の解体を強行しようとしていることに、広島市民として憤りをおさえることができません。


被告の答弁書では「旧広島市民球場の存続によって保たれる市民のアイデンティティーが確立しているとまではいえない」、その根拠として意見募集の結果「旧広島市民球場の存続を求める意見は全体の10%に過ぎなかった」と述べています。

しかしそのアンケートは「現球場跡地利用に関する提案について」であったり、「跡地利用の基本方針について」という意見を募集したもので、保存や解体の賛否を問うたものではありませんでした。それをあたかも解体の民意を問うものと曲解し、ねつ造して市民合意なき跡地計画案を強行しようとしています。特に(乙第2号証②)については、市民が意見内容を分析したものと真反対の結果となっているのです(甲第10号証)。


つまり球場の全部・一部建物を残すが214、壊すは6、また市案に賛成41に対し、反対が116となっており、
市案への反対が圧倒的に多く、スポーツ機能を望む意見も263と多い件数なのです。


市民の意思が市政に反映されていないため、私たちは「旧広島市民球場解体の賛否を問う」住民投票を広島市に請求いたしましたが、あの市内中心部の広大な土地の問題が「市政運営上の重要事項にあたらない」と、市民感覚からはまったく理解できない理由で却下されました。そこで私たちは自らの手で「旧広島市民球場解体の賛否を問う」模擬住民投票を市内四カ所で実施いたしました。


およそ2000 票を集めた投票の結果は、解体賛成が233 票、反対が1651 票。つまり解体に賛成が12.4%、解体に反対が87.6%という厳然たるデータとなってあらわれました。やはり広島市が主張してきたデータとは全く逆のものでした。存続を求める希望者は市民の1割に過ぎないと言う論拠はどこにあるのでしょう。


被告の言う「その希望は昔の広島市民球場での思い出から抱く愛着・感傷というべきもの」などではなく、昭和24年に公布・施行された「広島平和記念都市建設法」の事業として建設されたスポーツの殿堂だからこそ、平和都市にふさわしい記念碑として守っていく必要があると思うのです。


旧広島市民球場の存続を求める意見が90%近くに達する以上、旧広島市民球場が存続することによって保障される、広島市民のアイデンティティーが確立していることは明白で、その解体は市民のアイデンティティーを破壊し、幸福追求権を侵害することにほかなりません。


旧広島市民球場の解体が強行されようとしている今、その暴挙によって「戦後広島の復興のシンボル」が解体され取り返しのつかなくなる前に、法の厳正な判断によって工事にストップをかけ、市民の意思を問うための手立てをしていただきたく、切にお願いいたします。

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「第4回コイのサミット」開催のお知らせ

2014年3月22日(土)に「第5回コイのサミット広島」を開催いたします。

「早く日取りを決めて欲しい!」という熱い声にお応えして、日時と場所だけ確定いたします。パネリストの方の人選など不確定な部分もございますがご了承ください。
みなさん最大の楽しみ!二次会の予約も済ませました。場所はもちろんHarayaさんです。今回もまたファン同士の結束を高め(要するに飲み会…)、1991年以来のリーグ優勝を目指すべく熱いシーズン開幕を迎えましょう!

なお初めての方も大歓迎です。私、田辺一球が楽しく!?お相手いたします。もちろんお一人様も大歓迎いたします。

翌3月23日(日)にはマツダスタジアムで午後2時からソフトバンクとのオープン戦が開催されます。しかも3連休の真っ只中です。楽しい「広島ツアー」にしていただければ幸いです。(宿泊施設のご用意はいたしませんので各自でお願いいたします)

★日時)2014年3月22日(土)午後2時「本会議」スタート予定(午後1時30分受付開始予定)※開始時間は、若干変更になる可能性もあります。詳細は、お申込みいただいた方にメールなどで通知いたします。

★会場) ウエストプラザビル2階ホール(広島市中区紙屋町2-2-2、TEL 082-504-3131)

★アクセス) 広島ど真ん中、紙屋町交差点からすぐ。高速バスなら広島バスセンター下車、広島電鉄なら紙屋町電停下車で徒歩数分、JR広島駅からタクシー15分以内。山陽自動車道広島ICより約6キロ。駐車場は用意されておりませんので近隣でお探しください。

★会費) おひとり様3,500円(税込、ドリンク&食事付き)中学生以下は無料。会費は当日、サミット開催前に受付で集めさせていただきます。おつりのないよう、ご用意ください。

★募集定員) 40名ぐらい…

★パネリスト)田辺一球(広島魂!代表)以外は未定

★サミット参加のお募集申込み方法
「本会議」とそのあとの「二次会」の2部構成です。「一球調査団」は、今回は実施しない方向です。「本会議」会場から「二次会」会場まではたぶん、徒歩でも行くことができます。路面電車利用の場合は実費のご負担となります。

参加希望の方は、メールで以下の項目を明記の上、お申し込みください。なお、会費を当日いただくこともあり、キャンセルは極力避けていただきますようお願いいたします。

・お名前 
・住所(郵便番号)
・年齢
・2人以上でご参加の場合は残る参加者全員のお名前と年齢
・あなた様、もしくは代表者連絡先電話番号(メールがお返しできない場合がございます。その際にお電話します)
・「二次会」参加の有無(お申込みのあと二次会のキャンセルは極力、避けていただきたいと思います)
・サミット参加回数(今回含む)
・その他、ご要望、ご質問など

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覚醒スイング

2013年04月07日更新

お立ち台に上がったふたりのヒーローが、冷たい風の吹きつけたデーゲームのスタンドを熱くした。

「常にみんな声が出ていて、点が入りやすいムードができていたと思うし、みなさんの応援もすごく僕らにとって大きな存在なので、本当にありがとうございました」

4打数で2得点3安打1打点と1四球の活躍を見せた丸がファンにメッセージを送ったあと、マイクを向けられたマエケンが言った。

「チームの状況は苦しいですけど、ファンの皆さんはちょっと暗いです。明るく笑って球場に来てください!」

開幕第2戦で8回1失点の投球を見せながら“不発”に終わったマエケンは、東京ドームでも投げていた130キロ台中盤の高速スライダーを組み立ての中心に据えた。WBCを経験したことで「帰国してから腕が振れるし意外にスピードが出ている」真っ直ぐに変化を感じ取り、スライダーも同じ勢いで振り抜くことができた。

「一番の西岡さんはもちろん、どの打順も怖い」という阪神打線を相手に終わってみれば7回2安打1四球の無失点とほぼ完璧に抑え込んだ。真っ直ぐと高速スライダー、それにチェンジアップを低目に集め、外野に飛ばされたのは西岡の中前田、福留の左飛、コンラッドの中飛の3度だけだった。

6対1快勝の原動力がマエケンの投球内容にあったのは間違いない。だが、打線の援護がなければエースと言えども勝ちようがない。

「二番の丸がいっぱい出ていっぱい帰ってきてくれました!」。ヒーローインタビューの初っ端にマエケンはそう叫んだ。試合の流れを作ったのは8試合消化時点で早くも3度目の猛打賞獲得し、一、二回と立て続けにナイス走塁でホームに還ってきた丸だった。

打つだけではない。走っても守っても球界トップレベルの水準を目指す。丸の“イチロー化計画”は新井打撃コーチの就任と同時にスタートした。

「バッティングは力じゃない、スイングスピードとレベルスイング、そしてボールを見送る姿勢の中にいかに打ちにいく形を作るか、だ」。新井理論をナインに浸透させる作業は前年秋の日南キャンプでその第一歩を踏み出した。

新井コーチが真っ先にやったこと。それはひとりひとりのバットの形状、グリップの形、バランス、重さのチェックだった。

丸のバットはそれまで使用していたものより30グラム前後軽量化され、“スイングスピードの高速化”を可能にした。同時にこれまでダウンスイングをイメージして、構えた時に両肩のラインより高い位置に固定していたグリップを、同ラインのかなり下まで降ろした。

「打撃改造」には勇気がいる。だが丸には迷っている時間はなかった。2011年に初めて規定打席に到達して105安打を放ったのに2012年は70安打を放つのが精一杯だった。目の前に大きな壁があることは分かっていた。2000本安打の新井理論を吸収することで覚醒する自分に賭けた。

2月、再び日南に入るやいなや反復練習が始まった。「レベルスイング」への移行は簡単ではなかった。「まだまだ、自分のものにするには相当かかると思います」。キャンプ序盤は試行錯誤の連続だった。

それでもシート打撃や紅白戦が始まると、丸のバットから快音が響くようになった。グリップの位置が下がったことでスイングが以前と比べてずいぶんシンプルになった。肩の余分な力も抜けたように見えた。

オープン戦の時期になっても極端にバッティングの状態が悪くなるようなことはなくなった。「外の球をとらえることができている。精度をもっと高めたい。手ごたえは感じています」。テーマのひとつだった「確実性」が増してきた。

試合前、新井打撃コーチが上げるトスを打つ、というルーティンはマツダスタジアムでも遠征中でも3月いっぱい続けられた。最初は外角の球を強くショート頭上へ強く打ち返せるように丸から見て左45度の角度から、続いて新井コーチが丸の正面に入り、ネットの影から上げるトスをフルスイングした。

新井コーチには、かつてイチローの打撃スタイルの基本を、このトスバッティングで固めた実績と経験、もっと言えば信念がある。同じ道を歩むことで丸のバットの軌道はそれまでとはまったく違ったものになり始めた。地面と平行にバットのヘッドを移動させ、最後の大きなフォロースルーと同時に風を斬る音が聞えてきた。

オープン戦の時期にはもうひとつのテーマにも挑戦した。オープンスタンスから右足を上げて踏み込もうとすると、相手投手が「クイック」で崩しにかかってくるようになったからだ。

自分のタイミングで打とうとすれば上げた足を降ろした時には完全に差し込まれてしまう。そこで上げた右足を途中で早めに一度、地面と接触させ軽くステップして本来の踏み出し位置に右足を着地させる「二段ステップ」に打撃フォームをアレンジした。

守ること、走ることにおいてもキャンプからワンランク、ツーランク上を目指して丸はやってきた。打つだけではレギュラーにはなれない。同時並行であらゆる課題に取り組みながら丸は2013年シーズンを迎えることになった。

日南キャンプ終盤、丸や安部の屋内打撃練習を見守りながら新井コーチが話し始めた。

「よく少年野球の本などに体重を残して振りにいき、そこからもう一度体重移動などと書いてあるがそれは間違い。それではスウェーしてしまう。ステップして着地した時にピッチャーに向かっていく形ができていれば体重移動していてもOK、言い換えれば下半身は打ちにいく、しかし上半身は残すんです。そしてみんな試合で10の力で振ろうとするけど練習10なら試合は8ぐらいでいいんですよ」

新井理論の引き出しはおそらく無数にあるはずだ。打球音とマシンの油切れの音が一定のリズムで繰り返される現場で話はなおも続けられた。

「ヘッドがうまく使えないとバットが折れたりもするんですよ。そのためにはまずバットの握りから変えなくてはいけない選手もたくさんいる。そうやってヒットを重ねていく。うまくいけば280には届く。その先、いかにして300をクリアするのか?そこにはラッキーなヒットや内野安打も当然、必要になってくるんです」

話の最後に新井コーチ自らが口にした「打率3割」の目標に到達できる愛弟子は果たして…?かつて神戸の空の下、「前人未踏のシーズン200安打」を可能にした新井理論とイチローの振り子打法が紡いだ物語。その続編がこの広島でまさに今、始まろうとしている。

カープと広島を愛する人たちに贈る携帯サイトの決定版。テレビやラジオより速く、新聞より詳しく、雑誌より感動できるカープナインの365話物語。田辺一球責任編集。すでに7年以上、一日も休むことなく続くカープコラム「赤の魂」やカープ情報や新球場問題などを速報する「ニュース速報」他サイトと比較して一目瞭然の「試合速報」現場で集めた「ファーム情報」携帯サイト読者とメールのやりとりする中から新たなコミュニティーを創造する「コイの季節をあなたにも...」。5つのコンテンツで税込み178円です。なお、携帯サイトと当HPをリンクさせ、全国から集まったみなさんの声をカープと新球場の未来のために同携帯サイト上や当HP上、あるいはスポーツコミュニケーションズ・ウエストが発行する書籍内において掲載させていただくことがありますのであらかじめご了解ください。

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