旧市民球場

第2回(旧)広島市民球場フォーラムについて

2010年10月21日

岡山の桃太郎です、お久しぶりです。先日9月22日に広島平和記念資料東館地下会議室で開催された、第2回(旧)広島市民球場フォーラム(以下「フォーラム」)に参加してきました。

今回のフォーラムは、「壊から活!」をスローガンに、「(旧)広島市民球場のキモチになって」考えてみようと言う、一味違ったワークショップ形式で行なわれました。

コーディネーターとして、広島の戦災復興計画・事業や被爆建物の捉え方についての講演活動を行なっている社会活動家でまちづくり研究の第一人者である広島国際大学の石丸紀興教授を迎えて、50~60名の老若男女が熱心に(旧)広島市民球場(以下「旧市民球場」)の気持ちになりそれぞれの想いや主張を述べられました。

私以外にも広島県外から来られた方が数名おられ、旧市民球場の跡地問題について関心のある方が、広くまた沢山いることが分かりました。

フォーラムは、旧市民球場を「活かす」ために、もう一度様々な角度で市民球場を見直してみようということで、石丸教授の提案で5つのグループに分かれて話し合いが進められました。

(1) 旧市民球場の持つ「建築物としての価値、歴史的な価値」を考えるグループ。
(2) 旧市民球場の持つ「立地条件や特性」を考えなぜそこに必要かを考えるグループ。
(3) 旧市民球場を残した場合、そこで行なう「イベント・集客」は何をすべきかを考えるグループ。
(4) 広島市の提案する都市計画(案)を見直し、「我々なら旧市民球場をこう活用する」を考えるグループ。
(5) 「旧市民球場の役割は終わったので、もう休ませてあげよう。」という気持ちで考えてみるグループ。
(5)のグループはさすがに人気がなかっのですが「考え方が偏らないように」と石丸教授の配慮でグループが作られました。

こういった5つのグループに分かれたのですが、私は(1)の建築物として、歴史的な価値を考えるグループに参加させていただきました。

幸運だったのは、このグループに旧市民球場を建設する時、当時23歳で現場監督を務められた西廣さんと言われる方がおられ当時のお話が聞けたことでした。

西廣さんは、旧市民球場の建設に関わる当時の貴重な話をしてくださいました。

戦後の昭和30年ごろ、原爆の傷跡も癒えたとはいえないが、少し復興の兆しが見えてきた時期に、全ての広島市民が旧市民球場の建設を願っていた。生活が苦しくても誰も旧市民球場の建設に反対する者はおらず、当時の市長に「早よう作れ」と直談判がなされたほど盛り上がり、熱望された球場だった。

いざ工事が始まると、子ども達までが「自分たちも手伝わせてくれ」と言って、グランドの土を運んだり学校に行く前のわずかな時間をさいて建設に携わった。(本音は工事の邪魔になったんだと笑われていた。)

外野スタンドの石垣を作る際、「曲線の石垣は作った事がない」と気性の荒い職人がストを起こして工事が進まなかったこと。驚いたのは、はっきりした設計図もなく「さて、ホームベースはどっち向きにしようか」「やはりメイン通りに向いとかんと悪かろう・・・」と協議しながら工事を進めていったことなど、市民が一体となり、希望を胸に手づくりで作り上げた球場だと言うことを話されていました。

また、西廣さんに耐震構造の問題や球場管理の維持費についてお聞きすると、自信満々に「ちょっとやそっとの地震では壊れはせんよ。充分活用できる」と笑われていました。

また、滋賀県から来られた女性の方は、「学生の頃に原爆ドームを見学した。原爆によって多くの方が悲惨な死を遂げた記録を見て悲しい思いで一杯になっていた時に、ふと見上げると旧市民球場の明かりが見えた。明るく活気のある球場をみて、不思議とパッと明るい気持ちになれた。」

それから、「平和を訴えるには、戦争の悲惨な記憶だけではいけない。復興し立ち直った希望も光。つまり旧市民球場も併せて残さなければ意味がない。」と強く思ったそうです。

秋葉市長は、平和を訴えることに執着し、オリンピック誘致やアメリカのオバマ大統領を呼ぼうと躍起になっています。

あるワークショップのグループから、「原爆という悲惨な破壊兵器をアメリカがもたらした。皮肉にもベースボールという希望も同じアメリカがもたらした。どちらも忘れてはいけないものである。「原爆ドームの横に、旧市民球場がある!」それが広島市のアイデンティティではないか?」と言われていました。

今回の、フォーラムに参加して県外の我々はカープというチームを基準に旧市民球場を残して欲しいと考えていた。しかし、広島市民の旧市民球場にかける生の強い想いを聞いて、自分の認識の甘さも反省させられた。私としては、旧市民球場は全国のカープファンの聖地ですよと訴えてきました。

いろんな人の意見を聞きながら、本当にみんなの力を合わせて考えていく必要があると強く思いました。

コーディネーターの石丸教授は「12月までに、またフォーラムを開催しこのフォーラムのまとめたものを行政に訴えていきたい」と言われてました。

12月!までならまだ時間があります。この問題を皆で考えていきましょう。

平成22年8月28日
岡山の桃太郎

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「第4回コイのサミット」開催のお知らせ

2014年3月22日(土)に「第5回コイのサミット広島」を開催いたします。

「早く日取りを決めて欲しい!」という熱い声にお応えして、日時と場所だけ確定いたします。パネリストの方の人選など不確定な部分もございますがご了承ください。
みなさん最大の楽しみ!二次会の予約も済ませました。場所はもちろんHarayaさんです。今回もまたファン同士の結束を高め(要するに飲み会…)、1991年以来のリーグ優勝を目指すべく熱いシーズン開幕を迎えましょう!

なお初めての方も大歓迎です。私、田辺一球が楽しく!?お相手いたします。もちろんお一人様も大歓迎いたします。

翌3月23日(日)にはマツダスタジアムで午後2時からソフトバンクとのオープン戦が開催されます。しかも3連休の真っ只中です。楽しい「広島ツアー」にしていただければ幸いです。(宿泊施設のご用意はいたしませんので各自でお願いいたします)

★日時)2014年3月22日(土)午後2時「本会議」スタート予定(午後1時30分受付開始予定)※開始時間は、若干変更になる可能性もあります。詳細は、お申込みいただいた方にメールなどで通知いたします。

★会場) ウエストプラザビル2階ホール(広島市中区紙屋町2-2-2、TEL 082-504-3131)

★アクセス) 広島ど真ん中、紙屋町交差点からすぐ。高速バスなら広島バスセンター下車、広島電鉄なら紙屋町電停下車で徒歩数分、JR広島駅からタクシー15分以内。山陽自動車道広島ICより約6キロ。駐車場は用意されておりませんので近隣でお探しください。

★会費) おひとり様3,500円(税込、ドリンク&食事付き)中学生以下は無料。会費は当日、サミット開催前に受付で集めさせていただきます。おつりのないよう、ご用意ください。

★募集定員) 40名ぐらい…

★パネリスト)田辺一球(広島魂!代表)以外は未定

★サミット参加のお募集申込み方法
「本会議」とそのあとの「二次会」の2部構成です。「一球調査団」は、今回は実施しない方向です。「本会議」会場から「二次会」会場まではたぶん、徒歩でも行くことができます。路面電車利用の場合は実費のご負担となります。

参加希望の方は、メールで以下の項目を明記の上、お申し込みください。なお、会費を当日いただくこともあり、キャンセルは極力避けていただきますようお願いいたします。

・お名前 
・住所(郵便番号)
・年齢
・2人以上でご参加の場合は残る参加者全員のお名前と年齢
・あなた様、もしくは代表者連絡先電話番号(メールがお返しできない場合がございます。その際にお電話します)
・「二次会」参加の有無(お申込みのあと二次会のキャンセルは極力、避けていただきたいと思います)
・サミット参加回数(今回含む)
・その他、ご要望、ご質問など

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覚醒スイング

2013年04月07日更新

お立ち台に上がったふたりのヒーローが、冷たい風の吹きつけたデーゲームのスタンドを熱くした。

「常にみんな声が出ていて、点が入りやすいムードができていたと思うし、みなさんの応援もすごく僕らにとって大きな存在なので、本当にありがとうございました」

4打数で2得点3安打1打点と1四球の活躍を見せた丸がファンにメッセージを送ったあと、マイクを向けられたマエケンが言った。

「チームの状況は苦しいですけど、ファンの皆さんはちょっと暗いです。明るく笑って球場に来てください!」

開幕第2戦で8回1失点の投球を見せながら“不発”に終わったマエケンは、東京ドームでも投げていた130キロ台中盤の高速スライダーを組み立ての中心に据えた。WBCを経験したことで「帰国してから腕が振れるし意外にスピードが出ている」真っ直ぐに変化を感じ取り、スライダーも同じ勢いで振り抜くことができた。

「一番の西岡さんはもちろん、どの打順も怖い」という阪神打線を相手に終わってみれば7回2安打1四球の無失点とほぼ完璧に抑え込んだ。真っ直ぐと高速スライダー、それにチェンジアップを低目に集め、外野に飛ばされたのは西岡の中前田、福留の左飛、コンラッドの中飛の3度だけだった。

6対1快勝の原動力がマエケンの投球内容にあったのは間違いない。だが、打線の援護がなければエースと言えども勝ちようがない。

「二番の丸がいっぱい出ていっぱい帰ってきてくれました!」。ヒーローインタビューの初っ端にマエケンはそう叫んだ。試合の流れを作ったのは8試合消化時点で早くも3度目の猛打賞獲得し、一、二回と立て続けにナイス走塁でホームに還ってきた丸だった。

打つだけではない。走っても守っても球界トップレベルの水準を目指す。丸の“イチロー化計画”は新井打撃コーチの就任と同時にスタートした。

「バッティングは力じゃない、スイングスピードとレベルスイング、そしてボールを見送る姿勢の中にいかに打ちにいく形を作るか、だ」。新井理論をナインに浸透させる作業は前年秋の日南キャンプでその第一歩を踏み出した。

新井コーチが真っ先にやったこと。それはひとりひとりのバットの形状、グリップの形、バランス、重さのチェックだった。

丸のバットはそれまで使用していたものより30グラム前後軽量化され、“スイングスピードの高速化”を可能にした。同時にこれまでダウンスイングをイメージして、構えた時に両肩のラインより高い位置に固定していたグリップを、同ラインのかなり下まで降ろした。

「打撃改造」には勇気がいる。だが丸には迷っている時間はなかった。2011年に初めて規定打席に到達して105安打を放ったのに2012年は70安打を放つのが精一杯だった。目の前に大きな壁があることは分かっていた。2000本安打の新井理論を吸収することで覚醒する自分に賭けた。

2月、再び日南に入るやいなや反復練習が始まった。「レベルスイング」への移行は簡単ではなかった。「まだまだ、自分のものにするには相当かかると思います」。キャンプ序盤は試行錯誤の連続だった。

それでもシート打撃や紅白戦が始まると、丸のバットから快音が響くようになった。グリップの位置が下がったことでスイングが以前と比べてずいぶんシンプルになった。肩の余分な力も抜けたように見えた。

オープン戦の時期になっても極端にバッティングの状態が悪くなるようなことはなくなった。「外の球をとらえることができている。精度をもっと高めたい。手ごたえは感じています」。テーマのひとつだった「確実性」が増してきた。

試合前、新井打撃コーチが上げるトスを打つ、というルーティンはマツダスタジアムでも遠征中でも3月いっぱい続けられた。最初は外角の球を強くショート頭上へ強く打ち返せるように丸から見て左45度の角度から、続いて新井コーチが丸の正面に入り、ネットの影から上げるトスをフルスイングした。

新井コーチには、かつてイチローの打撃スタイルの基本を、このトスバッティングで固めた実績と経験、もっと言えば信念がある。同じ道を歩むことで丸のバットの軌道はそれまでとはまったく違ったものになり始めた。地面と平行にバットのヘッドを移動させ、最後の大きなフォロースルーと同時に風を斬る音が聞えてきた。

オープン戦の時期にはもうひとつのテーマにも挑戦した。オープンスタンスから右足を上げて踏み込もうとすると、相手投手が「クイック」で崩しにかかってくるようになったからだ。

自分のタイミングで打とうとすれば上げた足を降ろした時には完全に差し込まれてしまう。そこで上げた右足を途中で早めに一度、地面と接触させ軽くステップして本来の踏み出し位置に右足を着地させる「二段ステップ」に打撃フォームをアレンジした。

守ること、走ることにおいてもキャンプからワンランク、ツーランク上を目指して丸はやってきた。打つだけではレギュラーにはなれない。同時並行であらゆる課題に取り組みながら丸は2013年シーズンを迎えることになった。

日南キャンプ終盤、丸や安部の屋内打撃練習を見守りながら新井コーチが話し始めた。

「よく少年野球の本などに体重を残して振りにいき、そこからもう一度体重移動などと書いてあるがそれは間違い。それではスウェーしてしまう。ステップして着地した時にピッチャーに向かっていく形ができていれば体重移動していてもOK、言い換えれば下半身は打ちにいく、しかし上半身は残すんです。そしてみんな試合で10の力で振ろうとするけど練習10なら試合は8ぐらいでいいんですよ」

新井理論の引き出しはおそらく無数にあるはずだ。打球音とマシンの油切れの音が一定のリズムで繰り返される現場で話はなおも続けられた。

「ヘッドがうまく使えないとバットが折れたりもするんですよ。そのためにはまずバットの握りから変えなくてはいけない選手もたくさんいる。そうやってヒットを重ねていく。うまくいけば280には届く。その先、いかにして300をクリアするのか?そこにはラッキーなヒットや内野安打も当然、必要になってくるんです」

話の最後に新井コーチ自らが口にした「打率3割」の目標に到達できる愛弟子は果たして…?かつて神戸の空の下、「前人未踏のシーズン200安打」を可能にした新井理論とイチローの振り子打法が紡いだ物語。その続編がこの広島でまさに今、始まろうとしている。

カープと広島を愛する人たちに贈る携帯サイトの決定版。テレビやラジオより速く、新聞より詳しく、雑誌より感動できるカープナインの365話物語。田辺一球責任編集。すでに7年以上、一日も休むことなく続くカープコラム「赤の魂」やカープ情報や新球場問題などを速報する「ニュース速報」他サイトと比較して一目瞭然の「試合速報」現場で集めた「ファーム情報」携帯サイト読者とメールのやりとりする中から新たなコミュニティーを創造する「コイの季節をあなたにも...」。5つのコンテンツで税込み178円です。なお、携帯サイトと当HPをリンクさせ、全国から集まったみなさんの声をカープと新球場の未来のために同携帯サイト上や当HP上、あるいはスポーツコミュニケーションズ・ウエストが発行する書籍内において掲載させていただくことがありますのであらかじめご了解ください。

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