旧市民球場

「広島市民球場の歴史と未来を守る会」設立の趣旨

2010年10月21日

さきの6月22日の広島市議会において「旧広島市民球場廃止条例」が可決され、残念ながら行政の手続き上は球場の解体が議決されてしまいました。 すでにさまざまな報道などでもご存じのように、旧広島市民球場の解体、そしてそこに緑地広場をつくるという広島市案については、多くの市民が疑問をもち反対意見を表明してきました。そして署名運動や街頭アピール、討論会といった活動が展開され「解体ノー」、「白紙にもどして、しっかりとした議論を」との訴えがなされてきました。

広島市には、こうした民意をくんでの再考を、市議会には、市の強引ともいえる解体手続へのチェックを期待しての市民活動でしたが、残念ながら前記のような結果になってしまいました。民意は市政に反映されず、市議会に良識の風を起こすことはできませんでした。市民が直接関与できないところで市民のおもいを軽視した行政がまかりとおっている現実を、私たちは今回の問題ではからずも知ることになってしまいました。

このような市政のでたらめを看過していては、私たちの広島市は被爆とはちがった意味で荒廃してしまうことでしょう。そこで私たちは直接じぶんたちが関与できる方法で、旧広島市民球場の解体に待ったをかけることにしました。

地元財界の有志が資金を拠出して「市税をいっさい使わず」建設し、広島市民のレクレーションのため、そして市民の球団であるカープのために広島市に寄付された広島市民球場は、広島市民の球場として誕生し、広島市民とともに歩んできた世界にも類のない野球場です。あらためていうまでもなく広島市民球場は、過去においても、現在においても、そして未来においても広島市民のものであることは言を待ちません。

その広島市民のかけがえのない財産、いや世界の財産といっても過言でない野球場を、広島市はまるでみずからの専有物であるかのように、市民の民意を問うことなく一方的に解体しようとしています。そして広島市と市議会という閉ざされた空間で、その既成事実をつぎつぎにつみあげて廃止条例の可決にまでもちこみ、「これが民意だ」とうそぶいているしまつです。

それが本当に民意なのか。そしてこれまで広島市と広島市議会が閉ざされた空間のなかで審議し、結論にたっしたことは本当に理のあることなのか。それをオープンな場に持ち出し第三者的な機関で審議してもらおうじゃないかということで、このたび私たちは「広島市民球場の歴史と未来を守る会」を結成し、多くの市民のおもいを代行して「旧広島市民球場解体差し止め仮処分申請」の申し立てを行うことにいたしました。
「広島市民球場の歴史と未来を守る会」代表 永井健二

記者会見用資料

今回、法的手段に訴えることになった動機 広島市の秋葉市長は、「4年間、広島市としては正当な手続きを踏んできた」と繰り返しのべていますが、われわれ市民からみれば、それは欺瞞と不誠実の4年間でした。

広島市がもっと市民側に歩みより、誠実に旧市民球場問題に対応してくれていたならば、このようなアクションを起こすことはなかったわけで、その意味では大変残念におもっています。 ただ、こうなったからにはわれわれは絶対に勝つ、そのつもりで戦っていくことはいうまでもありません。

野球に喩えれば現在市民チーム側が劣勢ですが、9回裏に2アウト満塁のチャンスになったと、そんなところだとおもいます。 市議会で可決された「廃止条例」について行政的な手続きでは、たしかに解体は認められたことになったといえるが、市民感覚からすればとても認められるものではありませんでした。

まったく正当性のない段取りで閉ざされた空間で既成事実がつぎつぎに積み重ねられた結果であって、社会一般の常識からすれば常軌を逸したもの。それは今後の審議や裁判の過程であきらかにしていきたいと考えています。

債権者団について債権者は120名。今回は時間の制約もありこの数にとどまりましたが、われわれの呼びかけには多くの市民が二つ返事で賛同してくださり、広島市民の旧広島市民球場に対する愛情、愛着、そして広島市案に対する不満、不信感をあらためて感じました。

したがって、われわれは大多数の広島市民のおもいを代行して申し立てを行ったとおもっています。債権者団の代表について今回の申し立てを行うにあたって、債権者の有志におされて永井健二が代表となりました。 一部報道では、「フォーラムの会長である永井氏」と発表されていましたが、すでに永井はその役は辞しています。

さきの市議会において「廃止条例」が可決された場合、本人は今回のアクションはあらかじめ想定しており、ファーラムからは身を引き、今回の申し立てに専念することになりました。

申し立ての内容について 憲法13条に保障されている「幸福追求権」にもとづいて旧市民球場の保全の必要を求めることにしました。 これは法的な手続きにおけるいくつかの選択肢から、弁護士さんと相談してのことで、われわれとしてはとにかく市民の意向を無視した旧広島市民球場の拙速な解体を止めようと、それが目的です。

今後、旧市民球場をどうしたいか 今回の申し立ての目的は解体阻止の一点です。その結果が出た段階で、今後の方向付けはできていくでしょう。 これまでも、さまざまな市民グループが実現可能なすばらしい提案をしてきています。そんな提案のなかから、市民がほんとうに望むものが実現すればいいとおもっています。

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「第4回コイのサミット」開催のお知らせ

2014年3月22日(土)に「第5回コイのサミット広島」を開催いたします。

「早く日取りを決めて欲しい!」という熱い声にお応えして、日時と場所だけ確定いたします。パネリストの方の人選など不確定な部分もございますがご了承ください。
みなさん最大の楽しみ!二次会の予約も済ませました。場所はもちろんHarayaさんです。今回もまたファン同士の結束を高め(要するに飲み会…)、1991年以来のリーグ優勝を目指すべく熱いシーズン開幕を迎えましょう!

なお初めての方も大歓迎です。私、田辺一球が楽しく!?お相手いたします。もちろんお一人様も大歓迎いたします。

翌3月23日(日)にはマツダスタジアムで午後2時からソフトバンクとのオープン戦が開催されます。しかも3連休の真っ只中です。楽しい「広島ツアー」にしていただければ幸いです。(宿泊施設のご用意はいたしませんので各自でお願いいたします)

★日時)2014年3月22日(土)午後2時「本会議」スタート予定(午後1時30分受付開始予定)※開始時間は、若干変更になる可能性もあります。詳細は、お申込みいただいた方にメールなどで通知いたします。

★会場) ウエストプラザビル2階ホール(広島市中区紙屋町2-2-2、TEL 082-504-3131)

★アクセス) 広島ど真ん中、紙屋町交差点からすぐ。高速バスなら広島バスセンター下車、広島電鉄なら紙屋町電停下車で徒歩数分、JR広島駅からタクシー15分以内。山陽自動車道広島ICより約6キロ。駐車場は用意されておりませんので近隣でお探しください。

★会費) おひとり様3,500円(税込、ドリンク&食事付き)中学生以下は無料。会費は当日、サミット開催前に受付で集めさせていただきます。おつりのないよう、ご用意ください。

★募集定員) 40名ぐらい…

★パネリスト)田辺一球(広島魂!代表)以外は未定

★サミット参加のお募集申込み方法
「本会議」とそのあとの「二次会」の2部構成です。「一球調査団」は、今回は実施しない方向です。「本会議」会場から「二次会」会場まではたぶん、徒歩でも行くことができます。路面電車利用の場合は実費のご負担となります。

参加希望の方は、メールで以下の項目を明記の上、お申し込みください。なお、会費を当日いただくこともあり、キャンセルは極力避けていただきますようお願いいたします。

・お名前 
・住所(郵便番号)
・年齢
・2人以上でご参加の場合は残る参加者全員のお名前と年齢
・あなた様、もしくは代表者連絡先電話番号(メールがお返しできない場合がございます。その際にお電話します)
・「二次会」参加の有無(お申込みのあと二次会のキャンセルは極力、避けていただきたいと思います)
・サミット参加回数(今回含む)
・その他、ご要望、ご質問など

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覚醒スイング

2013年04月07日更新

お立ち台に上がったふたりのヒーローが、冷たい風の吹きつけたデーゲームのスタンドを熱くした。

「常にみんな声が出ていて、点が入りやすいムードができていたと思うし、みなさんの応援もすごく僕らにとって大きな存在なので、本当にありがとうございました」

4打数で2得点3安打1打点と1四球の活躍を見せた丸がファンにメッセージを送ったあと、マイクを向けられたマエケンが言った。

「チームの状況は苦しいですけど、ファンの皆さんはちょっと暗いです。明るく笑って球場に来てください!」

開幕第2戦で8回1失点の投球を見せながら“不発”に終わったマエケンは、東京ドームでも投げていた130キロ台中盤の高速スライダーを組み立ての中心に据えた。WBCを経験したことで「帰国してから腕が振れるし意外にスピードが出ている」真っ直ぐに変化を感じ取り、スライダーも同じ勢いで振り抜くことができた。

「一番の西岡さんはもちろん、どの打順も怖い」という阪神打線を相手に終わってみれば7回2安打1四球の無失点とほぼ完璧に抑え込んだ。真っ直ぐと高速スライダー、それにチェンジアップを低目に集め、外野に飛ばされたのは西岡の中前田、福留の左飛、コンラッドの中飛の3度だけだった。

6対1快勝の原動力がマエケンの投球内容にあったのは間違いない。だが、打線の援護がなければエースと言えども勝ちようがない。

「二番の丸がいっぱい出ていっぱい帰ってきてくれました!」。ヒーローインタビューの初っ端にマエケンはそう叫んだ。試合の流れを作ったのは8試合消化時点で早くも3度目の猛打賞獲得し、一、二回と立て続けにナイス走塁でホームに還ってきた丸だった。

打つだけではない。走っても守っても球界トップレベルの水準を目指す。丸の“イチロー化計画”は新井打撃コーチの就任と同時にスタートした。

「バッティングは力じゃない、スイングスピードとレベルスイング、そしてボールを見送る姿勢の中にいかに打ちにいく形を作るか、だ」。新井理論をナインに浸透させる作業は前年秋の日南キャンプでその第一歩を踏み出した。

新井コーチが真っ先にやったこと。それはひとりひとりのバットの形状、グリップの形、バランス、重さのチェックだった。

丸のバットはそれまで使用していたものより30グラム前後軽量化され、“スイングスピードの高速化”を可能にした。同時にこれまでダウンスイングをイメージして、構えた時に両肩のラインより高い位置に固定していたグリップを、同ラインのかなり下まで降ろした。

「打撃改造」には勇気がいる。だが丸には迷っている時間はなかった。2011年に初めて規定打席に到達して105安打を放ったのに2012年は70安打を放つのが精一杯だった。目の前に大きな壁があることは分かっていた。2000本安打の新井理論を吸収することで覚醒する自分に賭けた。

2月、再び日南に入るやいなや反復練習が始まった。「レベルスイング」への移行は簡単ではなかった。「まだまだ、自分のものにするには相当かかると思います」。キャンプ序盤は試行錯誤の連続だった。

それでもシート打撃や紅白戦が始まると、丸のバットから快音が響くようになった。グリップの位置が下がったことでスイングが以前と比べてずいぶんシンプルになった。肩の余分な力も抜けたように見えた。

オープン戦の時期になっても極端にバッティングの状態が悪くなるようなことはなくなった。「外の球をとらえることができている。精度をもっと高めたい。手ごたえは感じています」。テーマのひとつだった「確実性」が増してきた。

試合前、新井打撃コーチが上げるトスを打つ、というルーティンはマツダスタジアムでも遠征中でも3月いっぱい続けられた。最初は外角の球を強くショート頭上へ強く打ち返せるように丸から見て左45度の角度から、続いて新井コーチが丸の正面に入り、ネットの影から上げるトスをフルスイングした。

新井コーチには、かつてイチローの打撃スタイルの基本を、このトスバッティングで固めた実績と経験、もっと言えば信念がある。同じ道を歩むことで丸のバットの軌道はそれまでとはまったく違ったものになり始めた。地面と平行にバットのヘッドを移動させ、最後の大きなフォロースルーと同時に風を斬る音が聞えてきた。

オープン戦の時期にはもうひとつのテーマにも挑戦した。オープンスタンスから右足を上げて踏み込もうとすると、相手投手が「クイック」で崩しにかかってくるようになったからだ。

自分のタイミングで打とうとすれば上げた足を降ろした時には完全に差し込まれてしまう。そこで上げた右足を途中で早めに一度、地面と接触させ軽くステップして本来の踏み出し位置に右足を着地させる「二段ステップ」に打撃フォームをアレンジした。

守ること、走ることにおいてもキャンプからワンランク、ツーランク上を目指して丸はやってきた。打つだけではレギュラーにはなれない。同時並行であらゆる課題に取り組みながら丸は2013年シーズンを迎えることになった。

日南キャンプ終盤、丸や安部の屋内打撃練習を見守りながら新井コーチが話し始めた。

「よく少年野球の本などに体重を残して振りにいき、そこからもう一度体重移動などと書いてあるがそれは間違い。それではスウェーしてしまう。ステップして着地した時にピッチャーに向かっていく形ができていれば体重移動していてもOK、言い換えれば下半身は打ちにいく、しかし上半身は残すんです。そしてみんな試合で10の力で振ろうとするけど練習10なら試合は8ぐらいでいいんですよ」

新井理論の引き出しはおそらく無数にあるはずだ。打球音とマシンの油切れの音が一定のリズムで繰り返される現場で話はなおも続けられた。

「ヘッドがうまく使えないとバットが折れたりもするんですよ。そのためにはまずバットの握りから変えなくてはいけない選手もたくさんいる。そうやってヒットを重ねていく。うまくいけば280には届く。その先、いかにして300をクリアするのか?そこにはラッキーなヒットや内野安打も当然、必要になってくるんです」

話の最後に新井コーチ自らが口にした「打率3割」の目標に到達できる愛弟子は果たして…?かつて神戸の空の下、「前人未踏のシーズン200安打」を可能にした新井理論とイチローの振り子打法が紡いだ物語。その続編がこの広島でまさに今、始まろうとしている。

カープと広島を愛する人たちに贈る携帯サイトの決定版。テレビやラジオより速く、新聞より詳しく、雑誌より感動できるカープナインの365話物語。田辺一球責任編集。すでに7年以上、一日も休むことなく続くカープコラム「赤の魂」やカープ情報や新球場問題などを速報する「ニュース速報」他サイトと比較して一目瞭然の「試合速報」現場で集めた「ファーム情報」携帯サイト読者とメールのやりとりする中から新たなコミュニティーを創造する「コイの季節をあなたにも...」。5つのコンテンツで税込み178円です。なお、携帯サイトと当HPをリンクさせ、全国から集まったみなさんの声をカープと新球場の未来のために同携帯サイト上や当HP上、あるいはスポーツコミュニケーションズ・ウエストが発行する書籍内において掲載させていただくことがありますのであらかじめご了解ください。

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