旧市民球場

★旧広島市民球場、重要な5つの不明点「広島市が発表したイメージパースについて語る会」を受けて、と題した(旧)市民球場フォーラム発起人、永井健二さんの意見書も紹介します。ここにも市民感情に即した、至極当然の問題意識が数多く紹介されています。

2010年10月21日

はじめに

平成22年6月9日に当フォーラムにて「広島市が発表したイメージパースについて語る会@旧広島市民球場フォーラム」を開催いたしました。わたしたちは報告書を作成いたしましたが、そのなかで市の現計画に対し特に疑問に感じた点が5項目ございました。不明点、というふうに形を変えまして、改めてこのたび問題提起をさせていただきます。
この5項目に関し、わたしたちは疑問を解消したいのです。きたる6月22日の市議会で旧広島市民球場の廃止条例を議決する前に、どうか市議会の皆様には開かれた市議会の場で行政側へ問い質し、答えを引き出していただきたいのです。また、広島市の担当者の方も説明し、問題を解消していただきたいのです。
この5項目は計画の実現性にも関わる問題であり、これを見過ごしたまま球場の解体が決まってしまえば、ますます事態は混迷を極め、未来に禍根を残すのではないでしょうか。
また、先日6月7日付けで市議の皆様へお届けした旧球場に関する質問集にも、本文書以外の大切な内容(維持費、球場の老朽化、商工会議所の移転などの問題)が掲載されていますので、是非ご参照ください。この内容は、市、市議会、市民が同時に共有し、確認する必要があると思われる項目です。広島市担当者様へも「質問状」として本報告書に付属しておりますし、インターネットなどでも公開しております。何卒宜しくお願いいたします。また、これらのやりとりはすべてインターネットで公開します。

<内容>

旧広島市民球場問題 重要な5つの不明点
1) 説明と合意に関する不明点
2) なぜ急いで解体しなければならないのか?
3) イベント時の音響に関する不明点
4) 商工会議所移転の後のイメージ図に関する不明点(修正箇所の指摘)
5) 計画における歴史性に関する不明点
関連資料:図1,図2

1)説明と合意に関する不明点
現計画について市長は、商工会議所を通して地元へ説明するとおっしゃっていました。また、市民への合意形成はほぼできているとも言われましたが、現時点で商工会議所からまだ説明を受けていないという地元商店・地元住民の方が多くおられ、当フォーラムへの賛同は続々と増えております。こうしたように、広島市の説明と地元の声には大きな差があります。しかし、地元の合意を形成したとされるなら、商工会議所が地元への説明をしたという記録や報告書、市案賛同店舗数などの記録があるはずです。ぜひご提示をお願いいたします。
市議会の皆様へも、この件を是非とも議題に乗せていただきたく、併せてお願いいたします。

2)なぜ急いで解体しなければならないのか?
商工会議所内部のコンセンサス、劇場建設の概算費用、PL教団移転の費用・代替地の調達、折り鶴ホール建設のための寄付募集先、集客を想定するイベントの具体例等々、不確定要素が多数存在しています。6月9日開催のフォーラムでも「実現性が低い」という意見が多く聞かれました。それらの問題が完全にクリアしないまま、計画を実行することは広大跡地のように「何も出来ない空き地」を作り出す可能性が高いのではと予想されます。加えて、当面の球場運営資金が調達できる旧市民球場跡地整備事業基金もある中で、今すぐに球場を解体する必要性が感じられません。
さらに、球場を解体して広場にすればかなりの制限が掛かります。例えば、球場は野球以外の利用は一週間前でないと利用予約が取れないという不利はありますが、民間利用においては一日数万円で利用できる一方で、公園広場では70倍以上の利用料が掛かるケースがあリ、そもそも民間利用での利用は許可されにくいという報道がありました。公園広場では球技もできません。このため、市側は広場をイベント特区にするために条例を作る必要があると説明なさっていますが、それならば旧球場条例を改正して「一週間制限」を消し、イベントでもなんでもどんどん使えるようにすれば良いのではないでしょうか。菓子博の主催者は報道に対し「メイン会場はグリーンアリーナなので、球場は在っても無くても菓子博はできる」と答えております。さまざまな障壁を解決するまでの間、球場を有効活用すれば維持費分も稼げますし、賑わいも生まれて良いのではないでしょうか。
市の担当者の方、及び解体に賛成される市議の方におかれましては、これらの疑問に答えた上で、なぜ、急いで解体する必要があるのかその理由とお考えをお聞かせください。

3)イベント時の音響に関する不明点
発表されたイメージパースのようなイベント利用では、音響上の問題があると判断できます。図1の通り、音響被害を受ける可能性のある範囲を検討してみました(もちろん、音量や音質によってかなり異なると思われますが)のでご参照ください。

劇場の建物が当分できなかった場合は、広場であり、この方向からも、音がかなり流れると想定されるますし、商工会議所に跳ね返った反射音が、もっと他の地域(川沿い方面)に流れる可能性があります。そこで、

A.遮音壁が必要ならば、旧広島市民球場の廃止条例を議決する前に、その費用がいくらで、どのようになるかが描かれたイメージパースをご提示ください。

B.遮音壁が必要でないのならば、旧広島市民球場の廃止条例を議決する前に、その根拠となるデータをご提示ください。

上記A,またはB、のどちらかのご返答をお願いいたします。また、市議様におかれましても、この件を是非とも議題に乗せていただきたく、併せてお願いいたします。

4)商工会議所移転の後のイメージ図に関する不明点(修正箇所の指摘)
商工会議所移転後の、平和公園からのイメージ写真では、PLなどの建物が無くなっていますが、PLの移転が決まっていない現状では、このような景観とはなりません。図2に示す様なイメージ図となると思われます(ただし図2は一般市民が写真分析にて作成したものなので、市及び市議会側にてご確認願います)。

A.「PLなどの商工会議所の背景に位置する建物が立ち退き、かつ、それに同等する高い建物が新設されなかった場合のイメージ写真です」という注釈をつける。

B.または、「PLの建物他の移転が決まるまでのイメージ写真」として、図2のようなPLが入ったイメージ写真と差し替える。

現行パースに上記A,Bのどちらかの対応で修正をお願いいたします。

PLの移転が当分の間、決定しない現状では、PLの建物の入った背景をきちんと市民に知ってもらった上で、景観上のメリットが本当にあるのかどうかを検討する必要があると思われます。
現状の市の資料におきまして、商工会議所移転後の平和公園からのイメージ写真では誤解を生じますので、旧広島市民球場の廃止条例を議決する前に修正し、市民と市議会へ修正の旨を報告の必要があると考えられます。

5)計画における歴史性に関する不明点
平成18年5月に広島市民球場跡地利用検討会議によって提出された「現球場(広島市民球場)跡地利用の方向性について(報告)」の中に、

都市づくりの歴史を踏まえ、将来を見据えた空間づくり

とあります。
先日の「広島市が発表したイメージパースについて語る会@旧広島市民球場フォーラム」におきましても、大切な歴史の継承がされていると思えないという一般参加者からの指摘が多くありました。
このことから、現在の市の計画案は上記の点で、市の作成した「跡地利用の方向性」を十分に満たしていないと考えられます。
市議様にはこの件を是非とも議題に乗せていただき、広島市担当者様におかれましても納得いく説明をお願いいたします。

これらの項目にするやり取りは、マスコミ及びWEBなどを通して市民に広く公開する予定です。業務でご多忙の中、あるいは市議会会期中に大変恐縮ではございますが、是非ともご一読いただき対応していただければ幸いです。市民は非常に注目しています。何卒宜しくお願いいたいします。

一覧へ戻る

モバイル 広島魂

「第4回コイのサミット」開催のお知らせ

2014年3月22日(土)に「第5回コイのサミット広島」を開催いたします。

「早く日取りを決めて欲しい!」という熱い声にお応えして、日時と場所だけ確定いたします。パネリストの方の人選など不確定な部分もございますがご了承ください。
みなさん最大の楽しみ!二次会の予約も済ませました。場所はもちろんHarayaさんです。今回もまたファン同士の結束を高め(要するに飲み会…)、1991年以来のリーグ優勝を目指すべく熱いシーズン開幕を迎えましょう!

なお初めての方も大歓迎です。私、田辺一球が楽しく!?お相手いたします。もちろんお一人様も大歓迎いたします。

翌3月23日(日)にはマツダスタジアムで午後2時からソフトバンクとのオープン戦が開催されます。しかも3連休の真っ只中です。楽しい「広島ツアー」にしていただければ幸いです。(宿泊施設のご用意はいたしませんので各自でお願いいたします)

★日時)2014年3月22日(土)午後2時「本会議」スタート予定(午後1時30分受付開始予定)※開始時間は、若干変更になる可能性もあります。詳細は、お申込みいただいた方にメールなどで通知いたします。

★会場) ウエストプラザビル2階ホール(広島市中区紙屋町2-2-2、TEL 082-504-3131)

★アクセス) 広島ど真ん中、紙屋町交差点からすぐ。高速バスなら広島バスセンター下車、広島電鉄なら紙屋町電停下車で徒歩数分、JR広島駅からタクシー15分以内。山陽自動車道広島ICより約6キロ。駐車場は用意されておりませんので近隣でお探しください。

★会費) おひとり様3,500円(税込、ドリンク&食事付き)中学生以下は無料。会費は当日、サミット開催前に受付で集めさせていただきます。おつりのないよう、ご用意ください。

★募集定員) 40名ぐらい…

★パネリスト)田辺一球(広島魂!代表)以外は未定

★サミット参加のお募集申込み方法
「本会議」とそのあとの「二次会」の2部構成です。「一球調査団」は、今回は実施しない方向です。「本会議」会場から「二次会」会場まではたぶん、徒歩でも行くことができます。路面電車利用の場合は実費のご負担となります。

参加希望の方は、メールで以下の項目を明記の上、お申し込みください。なお、会費を当日いただくこともあり、キャンセルは極力避けていただきますようお願いいたします。

・お名前 
・住所(郵便番号)
・年齢
・2人以上でご参加の場合は残る参加者全員のお名前と年齢
・あなた様、もしくは代表者連絡先電話番号(メールがお返しできない場合がございます。その際にお電話します)
・「二次会」参加の有無(お申込みのあと二次会のキャンセルは極力、避けていただきたいと思います)
・サミット参加回数(今回含む)
・その他、ご要望、ご質問など

Twitter

覚醒スイング

2013年04月07日更新

お立ち台に上がったふたりのヒーローが、冷たい風の吹きつけたデーゲームのスタンドを熱くした。

「常にみんな声が出ていて、点が入りやすいムードができていたと思うし、みなさんの応援もすごく僕らにとって大きな存在なので、本当にありがとうございました」

4打数で2得点3安打1打点と1四球の活躍を見せた丸がファンにメッセージを送ったあと、マイクを向けられたマエケンが言った。

「チームの状況は苦しいですけど、ファンの皆さんはちょっと暗いです。明るく笑って球場に来てください!」

開幕第2戦で8回1失点の投球を見せながら“不発”に終わったマエケンは、東京ドームでも投げていた130キロ台中盤の高速スライダーを組み立ての中心に据えた。WBCを経験したことで「帰国してから腕が振れるし意外にスピードが出ている」真っ直ぐに変化を感じ取り、スライダーも同じ勢いで振り抜くことができた。

「一番の西岡さんはもちろん、どの打順も怖い」という阪神打線を相手に終わってみれば7回2安打1四球の無失点とほぼ完璧に抑え込んだ。真っ直ぐと高速スライダー、それにチェンジアップを低目に集め、外野に飛ばされたのは西岡の中前田、福留の左飛、コンラッドの中飛の3度だけだった。

6対1快勝の原動力がマエケンの投球内容にあったのは間違いない。だが、打線の援護がなければエースと言えども勝ちようがない。

「二番の丸がいっぱい出ていっぱい帰ってきてくれました!」。ヒーローインタビューの初っ端にマエケンはそう叫んだ。試合の流れを作ったのは8試合消化時点で早くも3度目の猛打賞獲得し、一、二回と立て続けにナイス走塁でホームに還ってきた丸だった。

打つだけではない。走っても守っても球界トップレベルの水準を目指す。丸の“イチロー化計画”は新井打撃コーチの就任と同時にスタートした。

「バッティングは力じゃない、スイングスピードとレベルスイング、そしてボールを見送る姿勢の中にいかに打ちにいく形を作るか、だ」。新井理論をナインに浸透させる作業は前年秋の日南キャンプでその第一歩を踏み出した。

新井コーチが真っ先にやったこと。それはひとりひとりのバットの形状、グリップの形、バランス、重さのチェックだった。

丸のバットはそれまで使用していたものより30グラム前後軽量化され、“スイングスピードの高速化”を可能にした。同時にこれまでダウンスイングをイメージして、構えた時に両肩のラインより高い位置に固定していたグリップを、同ラインのかなり下まで降ろした。

「打撃改造」には勇気がいる。だが丸には迷っている時間はなかった。2011年に初めて規定打席に到達して105安打を放ったのに2012年は70安打を放つのが精一杯だった。目の前に大きな壁があることは分かっていた。2000本安打の新井理論を吸収することで覚醒する自分に賭けた。

2月、再び日南に入るやいなや反復練習が始まった。「レベルスイング」への移行は簡単ではなかった。「まだまだ、自分のものにするには相当かかると思います」。キャンプ序盤は試行錯誤の連続だった。

それでもシート打撃や紅白戦が始まると、丸のバットから快音が響くようになった。グリップの位置が下がったことでスイングが以前と比べてずいぶんシンプルになった。肩の余分な力も抜けたように見えた。

オープン戦の時期になっても極端にバッティングの状態が悪くなるようなことはなくなった。「外の球をとらえることができている。精度をもっと高めたい。手ごたえは感じています」。テーマのひとつだった「確実性」が増してきた。

試合前、新井打撃コーチが上げるトスを打つ、というルーティンはマツダスタジアムでも遠征中でも3月いっぱい続けられた。最初は外角の球を強くショート頭上へ強く打ち返せるように丸から見て左45度の角度から、続いて新井コーチが丸の正面に入り、ネットの影から上げるトスをフルスイングした。

新井コーチには、かつてイチローの打撃スタイルの基本を、このトスバッティングで固めた実績と経験、もっと言えば信念がある。同じ道を歩むことで丸のバットの軌道はそれまでとはまったく違ったものになり始めた。地面と平行にバットのヘッドを移動させ、最後の大きなフォロースルーと同時に風を斬る音が聞えてきた。

オープン戦の時期にはもうひとつのテーマにも挑戦した。オープンスタンスから右足を上げて踏み込もうとすると、相手投手が「クイック」で崩しにかかってくるようになったからだ。

自分のタイミングで打とうとすれば上げた足を降ろした時には完全に差し込まれてしまう。そこで上げた右足を途中で早めに一度、地面と接触させ軽くステップして本来の踏み出し位置に右足を着地させる「二段ステップ」に打撃フォームをアレンジした。

守ること、走ることにおいてもキャンプからワンランク、ツーランク上を目指して丸はやってきた。打つだけではレギュラーにはなれない。同時並行であらゆる課題に取り組みながら丸は2013年シーズンを迎えることになった。

日南キャンプ終盤、丸や安部の屋内打撃練習を見守りながら新井コーチが話し始めた。

「よく少年野球の本などに体重を残して振りにいき、そこからもう一度体重移動などと書いてあるがそれは間違い。それではスウェーしてしまう。ステップして着地した時にピッチャーに向かっていく形ができていれば体重移動していてもOK、言い換えれば下半身は打ちにいく、しかし上半身は残すんです。そしてみんな試合で10の力で振ろうとするけど練習10なら試合は8ぐらいでいいんですよ」

新井理論の引き出しはおそらく無数にあるはずだ。打球音とマシンの油切れの音が一定のリズムで繰り返される現場で話はなおも続けられた。

「ヘッドがうまく使えないとバットが折れたりもするんですよ。そのためにはまずバットの握りから変えなくてはいけない選手もたくさんいる。そうやってヒットを重ねていく。うまくいけば280には届く。その先、いかにして300をクリアするのか?そこにはラッキーなヒットや内野安打も当然、必要になってくるんです」

話の最後に新井コーチ自らが口にした「打率3割」の目標に到達できる愛弟子は果たして…?かつて神戸の空の下、「前人未踏のシーズン200安打」を可能にした新井理論とイチローの振り子打法が紡いだ物語。その続編がこの広島でまさに今、始まろうとしている。

カープと広島を愛する人たちに贈る携帯サイトの決定版。テレビやラジオより速く、新聞より詳しく、雑誌より感動できるカープナインの365話物語。田辺一球責任編集。すでに7年以上、一日も休むことなく続くカープコラム「赤の魂」やカープ情報や新球場問題などを速報する「ニュース速報」他サイトと比較して一目瞭然の「試合速報」現場で集めた「ファーム情報」携帯サイト読者とメールのやりとりする中から新たなコミュニティーを創造する「コイの季節をあなたにも...」。5つのコンテンツで税込み178円です。なお、携帯サイトと当HPをリンクさせ、全国から集まったみなさんの声をカープと新球場の未来のために同携帯サイト上や当HP上、あるいはスポーツコミュニケーションズ・ウエストが発行する書籍内において掲載させていただくことがありますのであらかじめご了解ください。

LINK

デイリースポーツ

二宮清純

広島東洋カープ

良縁の大進

HFM

Wink